『キャッチコピーの教科書』さわらぎ寛子
コピーライティングを学ぼうと決めてから
ライティング関連の情報が自然と入って来る
ようになりました。
キャッチコピーは
コピーの一番最初の部分だけですが、
人々の心をキャッチできるかどうかが決まる
重要な部分です。
教科書というだけあって
基本的なことがすべて書かれていて
とても参考になります。
ほぼ自分のための備忘録となってしまいますが
ビジネスをされている人には
役立つ基本情報ですので参考になさってください!
6W2Hのチェックポイント(P028)
物でもサービスでも売りつけるのではなく、
「欲しい!」と思わせることが大切です。
そのためには、商品を知り尽くすことが
最初のステップということで、
筆者が紹介してくれたのは6W2Hの
情報整理のためのチェックポイントです。
1.What(何を):商品の特徴
2.Why(なぜ):意義、背景⇒なぜその商品を作ろうと思ったのか、既存客はなぜその商品を選ぶのか
3.Who(誰が):作っている人、サービスをする人はどんな人?
4.Whom(誰に):対象のお客様はどんな人?
5.When(いつ):時間、季節、頻度
6.Where(どこで):場所
7.How(どのように):手段・方法
8.How much(いくら):価格
あなたが当たり前だと思うことの中に
強みが隠れているので
どんなに細かいことでも書き出してみましょう!
ということです。
悩みのレベルは4段階(P036)
ターゲットを明確にして、
年齢・職業・性別・ライフスタイル・価値観など
具体的なペルソナを設定することは
よく知られていることだと思います。
売れる商品はターゲットの
「欲望」か「悩み」のどちらかに関するものだ
というのもご存知ですよね?
もちろん私も知っていましたが、
悩みを4レベルに分けて考えることは
知りませんでした。
アメリカのダイレクトレスポンスコピーライター
のマイケル・フォーティンが提唱した方法だそうです。
レベル1:悩みに気づいていない
レベル2:悩みを気にしていない
レベル3:悩み始め、解決策を迷っている
レベル4:今すぐ解決したい!
さて、どのレベルの人を狙うのがよいでしょう?
答えはレベル3の人だそうです。
悩みに気づいて、
どうしよう?どうしたらいい?どうにかしたい!
と迷っている状況のとき、
魅力的なキャッチコピーを見たら
「あれ?これって私のためにあるんじゃない?」
と感じてついつい買ってしまいますよね。
今では当たり前の言葉になりましたが、
”おきかえダイエット”はまさにレベル3の人に
響くキャッチコピーだと思いませんか?
レベル1の人は自分が太っていると思っていない、
レベル2の人はこのくらいなら別にいいや
と思っているので、そもそもダイエット商品を買いません。
レベル4の人は食事を置き換える程度では足りず、
ライザップに申し込んだかもしれません。
レベル3の人は太ったことを自覚し、
どうしたら痩せるか、元に戻せるか悩んでいるので
まずは楽そうだし、おきかえダイエットから
やってみようかな?と思いやすく、
見込み客になりやすいでしょう。
キャッチコピーが1分で作れる公式(P138)
何て親切な筆者の方でしょう!
この公式を使うと、
自分でもすぐにキャッチコピーが作れそうな
気がしますよ。
あとは楽しみながら、練習あるのみです。
●公式1:ターゲット+ベネフィット+商品
「どんな人」を「こんな理想の状態に変える」「商品」
「どんな人」に「どんな風に役立つ」「商品」
●公式2:引きつける言葉+商品特徴
例①ホッペが落ちる!?ぞっこんロールケーキ(千趣会 ベルメゾンのサマーギフト)
例②やっぱり大好き!ギンガムチェック(ララント ギンガムチェックの柄パジャマ)
●公式3:なぜ…なのか、で読み手の気持ちを引きつける
例①なぜ、偏差値40から(よくある状況)家で一切勉強せずに(意外な方法)東大に入れたのか(驚きの結果)
例②なぜ、何をしても痩せなかった私が(悩んでいる状況)、寝るだけで(意外な方法)マイナス15キロ!?(理想の結果)
例③なぜ、叱らずに(簡単な方法)子供が言うことを聞くのか?(驚きの結果)
誰でも作れる「売れるネーミングの基本」(P150)
ネーミングを変えたことで売上が45倍になった
という伝説の商品がレナウン「通勤快足」です。
神田昌典氏の本でも紹介されていました。
最初は「フレッシュライフ」でしたが売れず、
社内公募で新しい商品名を募集した中から選ばれた優秀作品です。
もとはといえば、普通の社員が考えたのですから
私たちにもできるかもしれませんよね?
売れるネーミングには5つのポイントが
あるそうです。
1.覚えやすいか
2.口にしやすいか
3.機能や効果をイメージしやすいか
4.省略しやすいか
5.どこかで聞いたことはないか(聞き覚えがないか)
書き出しのテッパン5パターン(P152)
ネットビジネスでもよく言われることですが、
メルマガやブログが読まれないのは
最初の1行で読むか読まないか判断されている
からです。
筆者もターゲットやメリットと同じくらい
1行目が重要だと主張しています。
分かっているはずなのに、
できていないことが多い気がします。
テッパンを外れないようにしっかり覚えて
使えるようにならないとダメですね。
1.読者に問いかける
2.意志、決意、ミッションから始める例①アレルギーで苦しむ子どもたちにケーキを食べさせたい。
例②帰って10分で作れるレシピで、働くママを楽にしたい。
3.数字を入れる
4.最新情報・新しい価値観
5.逆説・意外性例)美肌のために、毎日顔を洗ってはいけない。
今すぐ使える「売れるフレーズ集」(P154~161)
これからブログ等でも
タイトルや1行目の出だしを考える時に
活用させていただきます!
1.商品・サービスが「悩み」を解決することを伝える(悩み解決)
<不安・不満を解消する>
・○○をXXへ
・○○がXXになる
・○○卒業
・もう、○○はいらない
・まだ○○していませんか?
・○○だけで安心ですか?<こんな悩み、ありませんか?>
・○○と感じたら
・○○だといいいなと思いませんか?
・なぜ、○○できないのだろう?
・○○なんて、誰が決めた?2.この商品・サービスがあればもっと○○になれる(欲望を刺激する)
<特別感を表現する>
・○○に決めてよかった
・こんな○○があったのか!
・一生役立つ○○
・こんな気持ちはじめて<逆説表現>
・○○なのにXX
・○○かXXか
・○○がなくてもXXできる
・必要なのは、○○よりXX<知りたい欲に訴える>
・なぜ、○○はXXなのか
・○○じゃ、満足できない
・○○だけが知っている3.いちばん買ってほしい人にダイレクトに訴える(共感型「これ、私のことだ!」)
<ターゲットを分類する>
・○○な人へ
・○○が足りない人へ
・○○歳になったら
・○○好きにはたまらない
・○○好きが待っていた
・○○した人のXX
・今日、○○した人へ<ターゲットの願望を表現する>
・○○したい
・いくつになっても○○でいたい
・○○でいてほしい4.流行を追いたい人に効くキャッチコピー(売れている感を出す)
<実績を出す>
・○○突破
・リピーター続出の○○
・○○%の人が驚いた<第三者の声>
・人気○○が語る
・○○が注目する
・○○も愛用する<期間や期限、季節感を出す>
・ついに○○開始!いよいよスタート
・今なら、今だけ、今こそ<カンタンさ、手軽さを表現する>
・○○するだけ
・○○した瞬間に
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