コピーライティングを学ぼうと決めてからライティング関連の情報が自然と入って来るようになりました。
キャッチコピーはコピーの一番最初の部分だけですが、人々の心をキャッチできるかどうかが決まる重要な部分です。
教科書というだけあって基本的なことがすべて書かれていてとても参考になります。
ほぼ自分のための備忘録となってしまいますが、ビジネスをされている人には役立つ基本情報ですので参考になさってください。
物でもサービスでも売りつけるのではなく、「欲しい!」と思わせることが大切です。
そのためには、商品を知り尽くすことが最初のステップということで、筆者が紹介してくれたのは6W2Hの情報整理のためのチェックポイントです。
1.What(何を):商品の特徴
2.Why(なぜ):意義、背景⇒なぜその商品を作ろうと思ったのか、既存客はなぜその商品を選ぶのか
3.Who(誰が):作っている人、サービスをする人はどんな人?
4.Whom(誰に):対象のお客様はどんな人?
5.When(いつ):時間、季節、頻度
6.Where(どこで):場所
7.How(どのように):手段・方法
8.How much(いくら):価格
あなたが当たり前だと思うことの中に強みが隠れているので、「どんなに細かいことでも書き出してみましょう!」ということです。
ターゲットを明確にして、年齢・職業・性別・ライフスタイル・価値観など具体的なペルソナを設定することは、よく知られていることだと思います。
売れる商品はターゲットの「欲望」か「悩み」のどちらかに関するものだ、というのもご存知ですよね?
もちろん私も知っていましたが、悩みを4レベルに分けて考えることは知りませんでした。
アメリカのダイレクトレスポンスコピーライターのマイケル・フォーティンが提唱した方法だそうです。
レベル1:悩みに気づいていない
レベル2:悩みを気にしていない
レベル3:悩み始め、解決策を迷っている
レベル4:今すぐ解決したい!
さて、どのレベルの人を狙うのがよいでしょう?
答えはレベル3の人だそうです。
悩みに気づいて、「どうしよう?どうしたらいい?どうにかしたい!」と迷っている状況のとき、
魅力的なキャッチコピーを見たら「あれ?これって私のためにあるんじゃない?」と感じてついつい買ってしまいますよね。
今では当たり前の言葉になりましたが、”おきかえダイエット”はまさにレベル3の人に響くキャッチコピーだと思いませんか?
レベル1の人は自分が太っていると思っていない、レベル2の人はこのくらいなら別にいいやと思っているので、そもそもダイエット商品を買いません。
レベル4の人は食事を置き換える程度では足りず、ライザップに申し込んだかもしれません。
レベル3の人は太ったことを自覚し、どうしたら痩せるか、元に戻せるか悩んでいるので
「まずは楽そうだし、おきかえダイエットからやってみようかな?」と思いやすく、見込み客になりやすいでしょう。
何て親切な筆者の方でしょう!
この公式を使うと、自分でもすぐにキャッチコピーが作れそうな気がしますよ。
あとは楽しみながら、練習あるのみです。
●公式1:ターゲット+ベネフィット+商品
「どんな人」を「こんな理想の状態に変える」「商品」
「どんな人」に「どんな風に役立つ」「商品」
●公式2:引きつける言葉+商品特徴
例①ホッペが落ちる!?ぞっこんロールケーキ(千趣会 ベルメゾンのサマーギフト)
例②やっぱり大好き!ギンガムチェック(ララント ギンガムチェックの柄パジャマ)
●公式3:なぜ…なのか、で読み手の気持ちを引きつける
例①なぜ、偏差値40から(よくある状況)家で一切勉強せずに(意外な方法)東大に入れたのか(驚きの結果)
例②なぜ、何をしても痩せなかった私が(悩んでいる状況)、寝るだけで(意外な方法)マイナス15キロ!?(理想の結果)
例③なぜ、叱らずに(簡単な方法)子供が言うことを聞くのか?(驚きの結果)
ネーミングを変えたことで売上が45倍になったという伝説の商品がレナウン「通勤快足」です。
神田昌典氏の本でも紹介されていました。
最初は「フレッシュライフ」でしたが売れず、社内公募で新しい商品名を募集した中から選ばれた優秀作品です。
もとはといえば、普通の社員が考えたのですから私たちにもできるかもしれませんよね?
売れるネーミングには5つのポイントがあるそうです。
1.覚えやすいか
2.口にしやすいか
3.機能や効果をイメージしやすいか
4.省略しやすいか
5.どこかで聞いたことはないか(聞き覚えがないか)
ネットビジネスでもよく言われることですが、メルマガやブログが読まれないのは最初の1行で読むか読まないか判断されているからです。
筆者もターゲットやメリットと同じくらい1行目が重要だと主張しています。
分かっているはずなのに、できていないことが多い気がします。
テッパンを外れないようにしっかり覚えて使えるようにならないとダメですね。
1.読者に問いかける
2.意志、決意、ミッションから始める例①アレルギーで苦しむ子どもたちにケーキを食べさせたい。
例②帰って10分で作れるレシピで、働くママを楽にしたい。
3.数字を入れる
4.最新情報・新しい価値観
5.逆説・意外性例)美肌のために、毎日顔を洗ってはいけない。
これからブログ等でもタイトルや1行目の出だしを考える時に活用させていただきます!
1.商品・サービスが「悩み」を解決することを伝える(悩み解決)
<不安・不満を解消する>
・○○をXXへ
・○○がXXになる
・○○卒業
・もう、○○はいらない
・まだ○○していませんか?
・○○だけで安心ですか?<こんな悩み、ありませんか?>
・○○と感じたら
・○○だといいいなと思いませんか?
・なぜ、○○できないのだろう?
・○○なんて、誰が決めた?2.この商品・サービスがあればもっと○○になれる(欲望を刺激する)
<特別感を表現する>
・○○に決めてよかった
・こんな○○があったのか!
・一生役立つ○○
・こんな気持ちはじめて<逆説表現>
・○○なのにXX
・○○かXXか
・○○がなくてもXXできる
・必要なのは、○○よりXX<知りたい欲に訴える>
・なぜ、○○はXXなのか
・○○じゃ、満足できない
・○○だけが知っている3.いちばん買ってほしい人にダイレクトに訴える(共感型「これ、私のことだ!」)
<ターゲットを分類する>
・○○な人へ
・○○が足りない人へ
・○○歳になったら
・○○好きにはたまらない
・○○好きが待っていた
・○○した人のXX
・今日、○○した人へ<ターゲットの願望を表現する>
・○○したい
・いくつになっても○○でいたい
・○○でいてほしい4.流行を追いたい人に効くキャッチコピー(売れている感を出す)
<実績を出す>
・○○突破
・リピーター続出の○○
・○○%の人が驚いた<第三者の声>
・人気○○が語る
・○○が注目する
・○○も愛用する<期間や期限、季節感を出す>
・ついに○○開始!いよいよスタート
・今なら、今だけ、今こそ<カンタンさ、手軽さを表現する>
・○○するだけ
・○○した瞬間に
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