『7つの習慣』F・コヴィー
『7つの習慣』は日本でアメリカの自己啓発が
流行り出した頃、
話題になったベストセラー作品です。
30~40代の人なら、比較的若い時期に
コヴィー博士が表紙の分厚い本を読んだ経験が
あるのではないでしょうか。
私もそんな一人です。
10年以上ぶりの再会でした。
当時の自分と、様々な経験を積んで
精神的に成長した今の自分では
『7つの習慣』の捉え方が全然違うはずです。
久しぶりに読んでみて、
習慣化できていない自分の弱点を
再確認できたような気がします。
最優先事項を優先する ”Put First Things First”
私が最も習慣にできていない項目は
第三の習慣「最優先事項を優先する」です。
あなたの行動の基準は何ですか。
私は好き嫌いがはっきりしているし、
自分がやりたいこととやりたくないことの
区別は明確で、自覚もしています。
でも、実際には自分が重要だと思うことよりも
周りの環境に左右されて
最優先事項を優先できていません。
それができていれば、
こんなに毎日遅くまで会社で残業する
社畜になんてならないでしょう。
今年は本当に仕事が忙しすぎて
人間らしい生活ができませんでした。
初めて人間の活動の種類、
4つの領域を学んだときは
なるほど!と思う程度でしたが、
今回は心にずしんと来ました。
今の私はすっかり会社中心の生活で、
ほぼ第Ⅰ領域の行動をしています。
当然、心も体も疲れて
エネルギーが低下してしまいます。
第Ⅰ領域の時間が長くなると
人は現実逃避したくなり、
第Ⅳの領域に逃げて
だらだらと過ごしてしまう時間が増えるそうです。
ごもっとも!!!
残業で疲れて帰宅すると、
遅い時間なのにだらだらしてしまって
成長に関係ないことに
時間を無駄遣いしてしまいます。
成長の鍵は「緊急ではないが重要なこと」
コヴィー博士が推奨するのは
「緊急ではないが重要なこと」の時間を
増やすことです。
毎日忙しいサラリーマンにとって
この第Ⅱ領域の時間を増やすことは
至難の業ですよね?
「私は時間管理が苦手だから~。」と
ついつい言い訳を言いたくなりますが、
コヴィー博士曰く
時間の管理こそが成長を妨げる!
これまでタイムスケジュールが大事だと
教えられてきたのに、
少々頭が混乱しませんか?
しかし、時間管理を重視することによって
スケジュール通りに行動することを優先して
真の最優先事項が疎かになったり、
スケジュールのすきま時間に、
自分の人生の目的と関係のない
自由な時間を優先してしまう危険性が高まるとか。
そうではなく、本当に大切なのは
自分の人生を豊かにしてくれること、
自分の生きる目的とつながっている
成長に役立つ活動なのです。
そのためには自分の役割を認識し、
目標を定めて優先順位を決めてから
スケジュールを組むことです。
「緊急ではないが重要なこと」には
人間関係づくり、仕事や勉強の準備や計画、
健康維持や自己啓発が含まれます。
「緊急ではないが重要なこと」に集中し、
100%の力を注ぐことで
人生にプラスの変化が訪れるのだとわかりました。
7つの習慣すべてを身に付けられたら
きっと人生は充実して楽しい毎日になるでしょう。
まずは一つずつ、そしていつかすべてが
自分の習慣となるように、実行あるのみ!
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ]
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