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『すべてがうまくいく 素直な心が奇蹟を起こす』松下幸之助

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松下幸之助氏のことがもっと知りたくなって
図書館で探してみたら、

こちらの本が貸し出されていなかったので
借りてきました。

何だか幸運がやって来そうでタイトルも素敵!

ちょうど幸之助氏のいう「素直な心」の真相を
知りたかったので、魂の引き寄せだと感じました。

幸之助氏の考え方が素晴らしすぎて
心が洗われました。

洗浄力が強力で、
心の中に塵一つ残っていない「空」の状態とでも
言いましょうか。

お昼休みに会社のカフェで読んだのですが、

まるで自分のスピリットが幽体離脱して
ガヤガヤした空間から離れ、

真空状態で清らかな、別の空間にいるような
不思議な感覚に陥りました。

 

第1章:素直な心とは何か

 

素直な心とは、なにものにもとらわれることなく、物事の真実を見る心です。
私心、私利私欲にとらわれず、物事のありのままを見、物事の実相を明らかに見る心です。そして、広い寛容の心、他に耳を傾ける態度にも通じる心です。

幸之助氏ご自身も話されていますが、
ここでいう素直な心とは、

ただ従順に言われたことに従うような
素直さではありません。

もっ積極的な”心のあり方”のようなものです。

個人的には「般若心経」を連想しました。

ちょっと違うかもしれませんが、

何ごとにもとらわれない、こだわらないという
心のあり方においては、本質的に同じだと思います。

私は以前から般若心経が好きだったのですが、

この本で松下幸之助氏の「素直な心」について
さらに深く知ることができ

改めて、より良い人生を送るためには、
古今東西時代を超えて残っていく良い思想に学び、
身に付ける努力を続ける必要があると感じました。

 

第2章:素直な心になると、どうなるのか

 

『思い通りになる』のエピソードの中で
松下幸之助氏が初めて使命感を実感した際の
気付きが素晴らしく、印象に残りました。

自分の私利私欲のために商売を頑張る人は
たくさんいますが、幸之助氏は全く異なります。

ご自身の事業を始めてから14年後に、

わが商売というものは公のものである。法的には個人のものであるかもしれないけれども、その本質は公のものである、ということに気付きました。

とのことです。

会社は自分のためだけにあるのではなく、
従業員のため、社会のため、ひいては国のために
あるという気付きです。

その気付きから、平凡な勉強家にすぎなかった
自分に使命感が起こり、自分の使命に生きることが
自分の生きる道だという使命感で仕事をしてきた

というのです。

素晴らしい!

使命感は天下を取る一部の人だけではなく
どんな人にもあるものです。

自分の適性に合った仕事を選び、誠実に働くことで
自分の天分、天命といったものが
その人の道において生きてくるとのことです。

”人事を尽くして天命を待つ”

 
は、私も好きな言葉です。

日々誠実に仕事に向き合い、
自分のすべきことをコツコツと続けることで、
自分の運命を完全に生きる。

なんて潔いのでしょう!

素直な心で、そのような生き方をしていたら
人生は思い通りになるということです。

 

第3章:素直な心になるには

 

あなたも松下幸之助氏のいう「素直な心」を
身に付けたいと思いませんか?

私はもちろん素直な心になりたい!
と強く思いました。

素直な心を身に付けて、幸之助氏のような
人間味あふれる温かい人になりたい!
という願いがわいてきました。

しかし、『強く願うこと』のエピソードを読んで
ショックを受けてクラクラしました。

当然といえば当然ですが、
素直な心を身に付けるには
三十年の年月がかかるというのです!

素直な心というのは非常に尊いものだ。その尊いものは、一朝一夕には得られないとぼくは思う。

最低1日1回は「素直な心になろう」と言い聞かせ、
素直な心を心がけることで
素直な心が常に働くようになったら、

やっと素直な心の初段だというのです。

もちろん初段というのはたとえですが、
幸之助氏は碁を例にして

素直な心を身に付けるには、一万回何度も繰り返し
素直な心を念じなければならないと説きます。

碁で初段になるには、一万回打つことが必要だとか。

幸之助氏が素直な心を念じ始めて15年目の発言、

「碁であればようやく四級か三級ぐらいのところだ。だから、常に迷いがあり、常に素直にものを見るということができないのだ。けれども、せめて初級にはなりたい。三十年たてば初段になりたいと自分は念願しているのだ」

という謙虚な心がけに胸を打たれました。

その十年後、そろそろ初段に近づいてきた頃だが、
最近素直になることを怠っているので
少し戻ってしまった、初段になるのは難しいと
言っています。

本当に頭が下がります。

素直な心になりたいというだけでも三十年たたないと一人前になれない。そういうことが、すべてにあてはまると思うのです。
何事にも三十年、年季をかけなければ、ほんとうの生きがいが、生きがいとして結実することができないのではないかという感じがします。

ますます松下幸之助氏のファンになりました。
多くの人々に尊敬され、慕われる人柄は
このようなエピソードからも容易に想像できます。

私も遅ばせながら、素直な心を身に付けるために
これから毎日素直な心を念じ始めます。

三十年後、かなり老年になってしまっていますが
私も少しは幸之助氏のような
素晴らしい人に近づけているでしょうか!?


すべてがうまくいく 素直な心が奇蹟を起こす [ 松下幸之助 ]

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