最近読書においてマイブームは松下幸之助氏。
遅ればせながら、ハマっています。

『道をひらく』を図書館で検索すると
当然のごとく貸し出し中。

しかし、唯一館内にあって借りられるのが
『ハローキティの「道をひらく」』でした。

先日朝日文庫がサンリオのぐでたまとコラボした
本を読んだばかりでしたが、

⇒　『ぐでたまの『資本論』お金と上手につきあう人生哲学』朝日文庫編集部編

 
PHP研究所もサンリオとコラボしていたのを知り
ビックリ！

文章も簡略化されていますが、松下幸之助氏が
創設したPHP研究所が出版しているのだから
本物には違いありません。

本離れした若い人が松下幸之助氏の思想を知る
きっかけが、世界に羽ばたくキティちゃんだった
としても悪くないと思います。

折しも、今日はイチロー選手の引退が発表され、
『道をひらく』の内容をイチロー選手の人生に
重ね合わせ、よりリアルに胸に刻むことができました。

幸之助氏の教えを実現できているイチロー氏は
やっぱりスゴイです。本物です。

幸之助氏もイチロー氏も、
努力の度合いが普通じゃないでしょう？

並大抵の人にはできないことを何年もコツコツと
続けることができるからこそ、

多くの人々から尊敬され、多くの人々に感動と勇気
を与え、その人の人生を変える程の影響をも
与えることができるのでしょう。

 

素直な心が運命をひらく

 

志を立てよう

 
特に仕事において、志がある人とない人では
仕事に対する意識や態度が全く異なります。

当然結果も違うでしょうし、
本人の達成感や充実感も雲泥の差ではないでしょうか。

志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命をかけるほどの思いで志を立てよう。

志を立てれば、事は半ば達せられたと言ってもいいい。志を立てるのに、老いも若いもない。

志あるところ、道は必ずひらけるのである。

中略

大事なことは、みずからの志である。みずからの態度である。烈々たる勇気と実行力である。

志を立てよう。自分のためにも、他人のためにも、そして日本のためにも。

言葉だけでも相当熱量があると感じませんか？

正確は穏やかで思いやりにあふれる幸之助氏ですが
仕事に対する情熱は
常に熱く燃え続けていたに違いありません。

このメッセージは私の心にも突き刺さりました。

これからの人生をどうやって生きていこうか。
真剣に考えて、新たな気持ちで志を立てようと
決意しました。

 

知恵と勇気と謙虚さと

 

雲

 
いままで読んだ幸之助氏の本の中には
このようなテイストのものがなかったので
新鮮でした。

思想はいかにも松下幸之助氏のものですが、
移り変わりゆく人の心や運命、境遇などを
雲に例えると、

確かにどんなことが起きても、
心を乱すことなく穏やかで冷静な気持ちを
維持できるような気がしました。

喜びもより、悲しみもまたよし。
人の世は雲の流れのように
刻々とうつり変わる。

そう思い定めれば、人の心の乱れも、幾分かはおさまるかもしれない。
そして、喜んでも有頂天にならない、悲しんでもいたずらに絶望しない、そんな心境のもとに、人それぞれに、それぞれのつとめを、素直に謙虚にそして真剣に果たしていったなら、そこにまた、人生の味わいも感じられてくるだろう。

まだまだ修行が必要ですが、
そのような境地に近づきたいと思います。

 

時は必ずやって来る

 

知恵は無限

 
私がPMでビジネスの基本を学び始めて、
強く感じたことの一つは

「ビジネスで成功するには知恵が必要」

 
ということでした。

学歴とか、頭の良さじゃないんですよ。
どうしたらできないことができるようになるか
とことん知恵を絞ることが大切なのです。

「なすべきことをなさねばならない」という強い決意の上に立って、正義感と勇気に燃えたなら、そこに思いもかけない知恵がわき出て、思いもかけない道がひらけてくる。

もちろん、一人の人の知恵には限りがある。しかし、わからないことは人に聞くという謙虚さがあれば、他の知恵が自分の知恵の上に限りなく加わって、無限に広がってゆく。

まさに松下幸之助氏の生き方そのものです。

仕事に強い使命感を持ち、
どんな立場になっても人に協力や教えを請う謙虚さ
と勤勉さがあれば鬼に金棒です。

そのような態度で何年もコツコツと努力を続け、
良い時も悪い時も変わらず
静かな心で成就の時を待つことができる人が
大成できる人と言えるでしょう。

 

よく生きるために大切なこと

 

春が来た

 
最近ますます会社の仕事に新鮮味を感じなくなり、
何となく同じような毎日の繰り返しだなーと
つまらなく思っていたのですが、

このページを読んで反省しました。

毎日が同じことのくりかえしのように思えることがある。しかし、きのうよりはきょうのほうが、それだけの体験を深め、それだけ賢くなっているのである。

人生には、日とともに高まりはあっても、
くりかえしはない。

中略

くりかえしを思ったとき、
進歩への道をみずから閉ざす。
くりかえしではないのである。

いくら脱サラを目指しているとしても、
実際はまだサラリーマン。

会社で働かざるを得ないのだから
今いる環境で精いっぱいできることをして
日々成長することが大切です。

また今年も春がやってきて、
もうすぐ桜も楽しめる季節が巡ってきました。

毎年同じようにお花見を楽しみますが、
同じように見えて今年の桜は昨年までの桜とは
違うのです。

私たちも日々成長し、
昨日とは違う自分になっていくはずです。

だから毎日同じように感じることでも、
毎回丁寧に、工夫を凝らし、
少しでもよくなるように行うことが大切です。

松下幸之助氏の教えは温かいのですが、
真摯で厳しさもあり、自ら襟を正したくなります。

ただ本を読んで感動しているだけでは
幸之助氏の思想は身に付きません。

実際にそれを実行に移してこそ意義があるので
早速始めようと思います。

【新品】【本】ハローキティの「道をひらく」 松下幸之助/文