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パワーブログで脱サラ起業 どん底から大逆転!ネットビジネス奮闘記

『天才!成功する人々の法則』マルコム・グラッドウェル(訳:勝間和代)

おススメ自己啓発・ビジネス本

マルコム・グラッドウェルの本を読むのは
3冊目ですが、今までで一番グラッドウェルの
面白さを理解できた気がしました。

世界的に人気があるビジネス書著者である
マルコム・グラッドウェルの文章は
とても個性的です。

緻密なリサーチに基づいた具体的データを
次から次へと登場させて読者を巻き込み、

「へ~っ、そうなんだ!」という新しい発見で
読書の喜びを味わせてくれます。

その軽快なテンポや独特のリズムにうまく乗れると
どんどん面白さが加速するのですが、

あまり集中できなかったり、
なじみのない例が多すぎると気が逸れてしまい

何となく「今日はここまでにしておこう。」と
なってしまいがちです。

以前から、彼の鋭い観察ポイントに感心し、
もっとじっくり味わいたいと思いつつ、

多忙な仕事の合間に疲れた頭で読んでいたせいか、
読後感がイマイチで消化不良気味でした。

今回は、勝間さんの訳が良かったのでしょうか?

彼女は以前からマルコムのファンで
自ら立候補してこの本を翻訳することになったそうです。

最後の解説にも彼女のマルコム愛が表れていて、
非常にわかりやすく、マルコムワールドについて
理解を深めることができました。

 

天才はどうやってつくられるか:マタイ効果

 

あなたにとって天才とはどのような人でしょうか?

少なからず、”生まれつき人より抜きんでた
何らかの才能や能力を持っている人”
と定義している
のではないでしょうか。

マルコムはたくさんの天才について調べ、
天才だったら誰もが成功できる訳ではないという
結論に至りました。

彼が注目したのは天才たちが成功するのに
不可欠な「外的要因」でした。

例えば、北米のプロイスホッケー選手たちは
ほとんどが1~3月生れだそうです。

もちろん、1~3月生まれの赤ちゃんだけが
生まれながらにアイスホッケーが上手になる
ポテンシャルを秘めているなんてことはありません。

どこの国でも同じように、スポーツの才能がある
子どもたちは集められ、将来国の代表となるべく
強化育成されます。

最近日本でも卓球界において、
その成果が顕著で注目されていますよね。

カナダやアメリカでは年度が1月スタートなので、
たいてい1年は1~12月で区切られます。

全国各地からアイスホッケーの才能がある
子どもたちを集めて強化合宿などを行う際に、

同じ学年でも4月以降に生まれた子供たちより
先に生まれた分、
1~3月生まれの子供たちは体も大きく、

選抜メンバーに選ばれやすい
という外的要因によるものだったのです。

そ、そんなこと考えたこともなかった!!!

切り口が斬新だと思いませんか?

同じような例がたくさん紹介され、
マルコム・グラッドウェルらしいフレームワークに
当てはめられていきます。

ビジネス本によく出てくる”フレームワーク”
ですが、これまで頭で理解できても
いまいちピンと来ていませんでした。

今回この本を読んで、初めてフレームワークが
しっくりきました。

どんなに天才でも、社会やシステムによって
成功できるかどうか左右されるというのです。

これをマルコムはマタイ効果と呼んでいます。

誰でも、持っている人には更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる(マタイによる福音書25・29)

 

生まれつきの天才なんていない?:1万時間の法則

 

どんなに素晴らしい才能を持って生まれてきても、
その実力をものにするには1万時間が必要だ

とマルコムは言います。

1万時間とは成功へのマジックナンバーである。

あなたも聞いたことがありませんか?

正直、1万時間はかなりの時間です。

毎日8時間費やしても、3~4年かかります。
毎日3時間ずつだったら約9年もかかることになります。

どんなジャンルでも、トップクラスの人は
とてつもない時間を練習や訓練に費やしていて、

プロになるには、成功するには、
最低でも1万時間以上経っていないと難しいとのことです。

例えば、神童とあがめられ、天才と呼ばれた
あのモーツァルトでさえも、

作曲を始めてから傑作を世に送り出すまでに
20年かかったそうです。

ザ・ビートルズもビル・ゲイツも
この1万時間の法則に当てはまるとともに、

嘘のような偶然(?)の好機に恵まれている
という共通点があります。

凡人であっても、
1万時間の法則は当てはまると思います。

自分自身、過去にやってきたスポーツや語学を
考えると納得がいきますが、いかがですか?

日頃はやりたいことに集中して取り組み続け、
チャンスの神様が突然やってきたら
素早く前髪をつかむ!ことが大切ですね。

 

人は知らないうちに文化の影響を受けている

 

上記の他にもいろいろと
面白い事例が満載なのですが、

私が一番驚いたのは1997年8月5日に起きた
大韓航空機の事故に「文化」的な背景が
影響していたという点です。

韓国は隣国で同じアジアの国として
文化的な類似点も多々あるせいか、
読むだけでも十分に理解できました。

機長と副操縦士の関係性、
特に目上の人を敬う韓国の民族的法則が

コックピットでのミスコミュニケーションを招き、
あのような大惨事を引き起こしてしまったなんて!

マルコム・グラッドウェルの視点は
私にとってとても新鮮で、

自分自身の物事の見方を変えてくれるのではないか

と期待してしまう程でした。

日頃は自分が生まれた国に根付く「文化」など
意識しませんが、

マルコムによって提示される
たくさんのフレームワークを意識し始めると

世の中の見え方が今までとは少し違って、
新しいものが見えてくるような気がしてなりません。

やっとマルコムワールドの面白さを体感できたので
過去に読んだ2冊をもう一度読んでみたくなりました。

きっと過去とは異なる新しい視点で
新しい発見があることでしょう。

そこに成功へのヒントが隠されているような気がします。


天才! 成功する人々の法則 [ マルコム・グラッドウェル ]

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