お金の知識と経験を増やして真の豊かさを手に入れる

『一生お金に困らない生き方』心屋仁之助

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一生お金に困らない生き方 [ 心屋仁之助 ]

心理カウンセラーの心屋仁之助氏の本は過去に数冊読んだことがあります。

軽いタッチでとても読みやすく、あっという間に読めてしまいますが、奥は深いです。

簡単に読めても、簡単に心の癖は治せません。

こちらはお金についての”あり方”について、心理カウンセラーとして初めて書かれた本だそうです。

お金についてのあれこれを学んでも、どうしても現状が変わらない!という場合は、心理学的アプローチが効果的だと思います。

頭でわかっていても、心のあり方が変わらないと、現実を変えることはできません。

私も最近痛感しているのですが、考え方のクセを変えるには、辛抱強く何度も何度も繰り返し自分に言い聞かせるしかありません。

筆者もこのように言っています。

お稽古ごとと一緒ですね。
何度も何度もくり返して、お金に対するかたよった「前提」を変えていく。その練習、つまり「心のお稽古」をする。そうすれば、お金に対する「あり方」が変わり、「やり方」が変わります。

まさに私は今、この心のお稽古の真っ最中!

なかなかスパッと切り替えられないのですが、じわじわとしつこいほどに繰り返し、あり方を変える練習を続けることでしか、お金との関係を改善する方法はありません。

マラソンでいうと、ナチュラルハイの一歩手前の、一番精神的にも肉体的にもキツイところでしょうか。

改めて自分がお金に悩んでいる原因を再確認でき、あとはやるだけ状態です。

お金についての考え方を変える

第一章はよく言われることですが、日本人が抱きがちなお金に対するマイナスイメージを捨てない限り、お金は寄ってこないというお話です。

お金の稼ぎ方で、汚いお金持ちと清い貧乏を区別したり、

いいお金と悪いお金に分けて考え、いいお金は欲しいけど悪いお金は欲しくないなどと矛盾した考えを持っていたりします。

いい1万円札と悪い1万円札なんてないんです!
お金に色を付けてはいけません。

また、お金を使うと入ってこないのでは?と不安になって貯め込んでしまうこともNGです。

これも一般的によく言われていることですが、お金の流れは「まず使う。使ったら入って来る。」が基本です。

お金だけではないですね。

まずは手放す。
手放したら、空いたその空間に新しいものが入って来るのが宇宙の掟です。

だからお金を貯め込もうとせずに、世の中のためになること(例えば寄付など)に使うなどお金の出口を考えることが大切です。

あなたの「存在給」はどのくらい?

第二章も一般的なことがたくさん書かれていますが、私にとって衝撃だったのは「存在給」という言葉です。

収入は自分が認める自分の価値に比例する

という事実は文字を読むだけでも理解できます。

ただ、誤解してはいけないのは、「自分はこんなに頑張っているのだからこれくらいの収入がもらえて当然だ。」という考え方ではありません。

目に見えていないけれど、お金(豊かさ)はいつも「ある」と認識できていれば、

その安心感が自信となり、お金への執着が減ってお金が入ってくるようになるという考え方です。

頑張らなければお金は入ってこないと考えると、お金がないと不安で、お金にしがみつきます。

つまり、筆者の言葉でまとめるとこのように説明できます。

収入=自信の度合=安心(心のひらき)の度合=自分が認める自分の「ある」(価値)。

まぁ、ここまでは普通に理解できました。

でも、私の壁はその先にありました。

あなたがまったく働けず、社会の役にも立たず、何の成果も出していなくて、人に迷惑をかけている、寝ているだけの状態になったとき、あなたが月々もらえるお金はいくらですか?

私はとっさに、母親に迷惑をかけるし、家族に悲しい思いもさせてしまうから存在価値は0円かも…と考えました。

それが、私が思う自分の存在給(基本給)ということでした。

つまり自分の価値が低いと思っている(自信がない)ので、もっと頑張って価値を上げようとするわけです。

筆者は頑張ってもらえるお金を「歩合給」と呼んでいます。

存在給が低ければ、歩合給で稼がねばなりません。だから自信がない分、頑張りすぎてしまうのです。

うううっ!私の頑張りすぎは、まさにこれが原因だったのか!

以前からセルフイメージが低いことは問題だと実感していたけれど、「存在給」という表現でより明確に理解できました。

自分が働かなくても、
価値を提供しなくても、
何もしない自分でも、
いっぱいもらっていいんだ、という考え方に変えてほしいんです。

そうやって自分の価値を認めてあげて、自分の「存在給」を上げてやる。いや、本当は高いのだと「知る」。それだけでお金の流れは大きく変わってくるんです。

結局のところ、今豊かさを受け取っていない人は、お金は”ありがとう”の対価だとか、自分が相手に何か提供することによって得られる(たいていの場合労働)ものだと思い込んでいるのでしょう。

それは表面上ある意味正しいかもしれませんが、お金そのものの大前提としては受けとることを拒絶する考え方にすぎません。

自分で自分の価値を信じられたとき、自分は何もしなくても与えてもらえる人間なんだ、すでに与えている人間なんだと信じられたとき、あなたは豊かさに包まれてきます。
「歩合給」ではなく「存在給」を上げれば上げるほど、あなたは豊かになります。

すごく核心に近づいた気がします。
私がお金に悩む根本原因はこれでしょう。

自分は何もしなくても価値がある

という考え方にシフトする心のお稽古を今すぐ始めよう!

お金持ちほど「存在給」が高いのです。
働かなくても、お金がたくさんあって当然だと思っているからこそ、ますます豊かになるのです。

何だかお金のカラクリがわかってきた気がします。


「なんか知らんけど」は他力パワー

第三章もズバズバ胸に突き刺さりました。

なぜお金が入らないか。それはあなたが受け取っていないから。それが理由のひとつです。
でも、もうひとつ、決定的な理由があります。それはあなたが「がんばる」からです。がんばる人は御金が入ってこない。怖くて、何とかしたくてがんばってしまう。なぜなら、がんばる人は「存在給」が低いからです。

頑張りすぎを止めたいとずっと思っていたけれど、まさに頑張りすぎて良いことはないですね。

お金に困るという状況そのものが、「あなたのお金に対する前提が間違ってますよ!」というサインだというのです。

ううっ、痛いっ。その通りでしょう。納得です。

自分一人で頑張ってもたかが知れています。私が頑張らないと!というのはおごりです。

私がやらなきゃ!私が…を止めて、何もしなくても受け取れる自分にならなければ、豊かさは手に入れられないのです。

そんな自力を他力に変えるキーワードが「なんか知らんけど」だそうです。

最近他のアファメーションでもこの言葉が使われていました。

これはいわゆる、流れに身を任せるサレンダー(surrender)の状態のことでしょう。

だって、何もしなくても自分には十分価値があると認められたら、豊かになるのに理由なんていらないんです。

だから「なんか知らんけど」がぴったりなのでしょう。面白い!

お金=空気=愛情

少し前に読んだ本にもお金は空気と同じだと書いてありました。

もうすでに私たちの周りにたくさん「ある」のです。

特に意識せずに、吸ったり吐いたり自由にできると「知る」ことで豊かさがドドッと流れ込んでくるとのことです。

お金は十分に「ある」のですが、自分が受け取るのを拒否しているだけなのです。

自分が勝手に、自分には豊かさを受け取る価値がないと決めつけているからです。

自分は受け取っていいんだ、自分にはその価値があるんだ、と自分を認めてあげること、そして自分に受け取ることを許してあげること

が重要な心のレッスンです。

お金も愛情も同じですね。

  • 周りにたくさんあふれているのに気付いていない。
  • 欲しがっているうちは手に入らない。
  • まず自分から先に与えると、いずれ戻って来る。

「なんか知らんけど」のパワーを信じることが一番簡単にお金を受け取る方法かもしれません。

第四章ともなると、かなりお金とも近づけたような気がしてきました。

神社ミッション、やる?やらない?

さて、クライマックスの第五章では、実際にどのようにしたらお金持ちになれるのか、お金持ちの習慣を身に付けるための具体的な方法がたくさん紹介されています。

その中でもダントツ個性的なプランは「神社ミッション」でした。

その名のとおり、神社のお賽銭箱に1万円札を入れるというミッションです。

金額は1万円以上、しかもさびれた神社が良いそうです。

少なからず動揺しませんか?

毎月ローンの支払いがあったりすると、1万円は非常に貴重です。

「ある」から出すのではなく、「ない」けれども出すのです。そうすることで「ある」が起きてくるのです。

なるほど!納得ですが…この心の迷いは何!?

でも、神社ミッションは托鉢だという筆者の意見に、やってみたいという意欲がわきました。

貧しい人がなぜ貧しいままなのかというと、自分のことを貧しく、不幸だと思っているので、なかなか自分以外のためにお金を使えないからです。
実は、だからこそ貧しいのですから、その人たちにお布施を出す(=人のためにお金を出す)という行為の大切さを教えて、それによって貧しさから救ってあげるのが、托鉢の本当の意味だったのです。

まさにパラダイムシフトではありませんか!

実際に神社ミッションをやってみたら、これまでのお金に対する固定概念がガラガラと崩れ落ちるかもしれません。

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