『仕事は輝く』は5章から成り立つ
短い寓話です。

一つの章で一つの教え（秘法）を
学ぶことができます。

読んでみて心に一番響いた秘法が
今の自分に必要な教えなのだと思います。

私にとっては何と言っても
第2の秘法が響きました。

第2の秘法：自分を責めることに意味はない

私だけではなく、きっと日本人の多くは
失敗した時やうまくできなかった時に

無意識に自分を責めてしまっているのでは
ないでしょうか。

もちろん、何が失敗の原因だったのか
冷静に分析し、反省して次につなげることは
間違いではないと思います。

でも、「どうして私はダメなんだろう。」とか
「（私のせいで）他の人に迷惑をかけちゃって
申し訳ない。」など

自分を責めることには意味がない

ということに気づかされました。

日頃無意識に自分を責めて、落ち込んで、
立ち直るのにパワーを費やして
無駄な労力を使ってしまっていました。

問題点があれば、ただ改善すればよい。

うまくできないなら、どうやったらうまくいくか
考えて行動すればよい。

自分を責めて落ち込むことには意味がないから
「今のなし」で取り消して
心を軽くすればいいだけです。

長年の習慣を簡単に変えることは難しいですが、
「今のなし」を新しい習慣にして
自分を責めない生き方を身に付けたいですね。

第5の秘法：行き詰ったときのとてもシンプルな対処法

第2の秘法の次に、
今の私に響いたのは第5の秘法でした。

どんなに頑張って誠実に生きていたとしても
誰の人生にも必ず苦楽があり、
問題が起こらないということはありえません。

小さな問題は日常茶飯事ですが、
時には簡単に乗り越えられない大きな問題に
ぶち当たることがあります。

そんな時、一番の対処法は【原点に戻る】こと！

必死になってあれこれ対策を練って
次々にトライしている間はつい忘れがちですが、

全力を尽くしてみて、それでもダメなら
一度ゼロにリセットしてみることがベストな選択だ
という教えです。

まさにその通りですよね。

仕事だけに限っても、
パワハラで天職だと思っていた仕事を追われ
失業したり、セクハラもスメハラも体験したし、
数多くの行き詰まりを経験してここまで来ました。

精神的にもどん底を味わい、毎日泣いていた日々もありました。

でも原点に戻ったからこそ、今があります。

落ち込むときはどん底までとことん落ち込む！
落ち切って涙も枯れたら、
そこからは這い上がるしかありません。

しばらくもぬけの殻になっている期間があっても
いいと思うんです。
健全な精神があれば、少しずつ傷も癒えて
じわじわとパワーが蘇ってくるはずです。

そうしたらまた原点に戻って、
ゼロから再スタートを切ればよいのです。

仕事は輝く 石を切り出すだけの仕事に働く喜びを見つけた物語 [ 犬飼ターボ ]