試験監督は会社員でも簡単にできる副業
私の10年以上にわたる副業経験の中で
一番楽でコスパが良いと感じた副業は試験監督のアルバイトです。
大学生の頃に試験官バイトの経験はなく、社会人になって最初の転職後初めての副業が試験監督でした。
当時転職して希望の職に就いたにも関わらず、年収がぐっと下がったことがきっかけでした。
週末土日と祝日を中心に
頻度は少ないものの2~3年は続けました。
個人的に、試験監督のアルバイトは会社員の最初の副業に最適だと思います。
副業解禁の会社も増えて
副業に試験官バイトはどうかな?
試験監督で稼げるかな?
と迷っている会社員の方に
メリットとデメリットについて
体験談をお伝えします。
試験監督が会社員の最初の副業としておススメの理由
試験監督のアルバイトは
忙しい会社員の副業としてメリットが多いと思います。
試験には様々は種類がありますが、
私がやっていたのは土日祝に行われる国家試験や英検、TOEIC等の試験監督です。
1.仕事が楽でコスパが良い
試験監督の仕事内容はご想像の通り、会場の設営、誘導、受付、試験の運営(解答用紙や問題用紙の配布・回収、時間管理、オーディオ操作等)、試験中の監督、片付けなどです。
準備のために試験開始よりかなり早く会場入りし、受付で座れる以外は基本的に立ち仕事ですが、体力的にキツイとは言えません。
大きな会場だと解答用紙等の枚数カウントが少し大変ですが、難しい作業は一つもありません。
その割には飲食店のアルバイト等に比べると時給は高めで、コスパが良いと思います。
平日本業で疲れている会社員は、
休日に試験監督の副業でぐったりしたくないですよね?
休日をつぶしても体力的な負荷が少ないので、忙しい人でも始めやすいはずです。
2.性別、学歴、年齢等に関わらず応募しやすい
試験監督の仕事は、いずれかの仕事紹介情報サイト等に登録することから始まります。
性別、学歴、年齢等に関わらず
常識的な人であれば誰でも登録可能で、希望の日程や会場があれば簡単に応募できます。
資格やスキルなどは一切不要です。
私は土日祝日いずれか1日限りの
試験監督のみに応募し、
一番多くやったのはTOEICの試験官です。
一緒に仕事をした人々は男女半々、
年代は20代~60代と幅広く
休憩時に一緒に昼食を取り会話した人は学生、主婦、会社員、退職後の人など様々でした。
ジャケット着用が必須だったので、今後の転職活動にも役立つと思い、私は楽天でビジネススーツを購入しました。
必要最低限の初期出費は必要でしたが、実際にその後の転職活動でも着用したので十分元は取れました。
試験の種類によっては、
髪やマニキュアなどに規制がある可能性もありますが、
それらの条件をクリアできれば
誰でも応募でき、採用される可能性が高く、スタート時のハードルはとても低いです。
3.当日働けば必ず稼げる
「何言ってるの?当たり前だよ。」
と思われるかもしれませんが、
私はネットビジネスなどの副業にも数多くチャレンジして失敗した経験があるので、
過去の副業経験を振り返ると、
試験監督は確実に稼げるという点で、良い思い出しか残っていません。
副業で稼ぎたい!
と考えている人の想定している「稼げる金額」がいくらかわかりませんが、
ネットビジネス等は不労所得を目指してかなりの時間を費やしてもなかなか稼げない、稼げるようになるまでには時間がかかることに比べると、
安定収入に慣れている会社員にとって、
試験監督は副業が失敗体験にならないという点でもかなりおススメです。
4.人間関係のストレスがほぼない
各会場ごとに全体をまとめるリーダー的な役割の人がいるので、その他大勢の試験監督の一人であれば、主任、副主任(呼び方は違うかもしれませんが)の指示に従って作業を行うだけです。
たいていは1日限り、もしくは2日間同じようなメンバーで働くこともありますが、
タイムスケジュールに従って仕事が分担され、各自やることが決まっているので、ストレスを感じるような人間関係が発生しません。
人見知りでも挨拶ができれば問題ありませんし、副業にまで人間関係のストレスを抱えたくないという会社員には打ってつけです。
5.日払い、手渡し、単発、月1からも可
試験の種類や規模は多岐にわたり、日払いや手渡しでバイト代をもらえたり、単発で募集しているところもたくさんあります。
副業としてどの程度働きたいか
どのくらい収入が欲しいかにより
どこの媒体に登録するか決めると良いと思います。
働けば働くほど収入は増えますが、副業なんてできるかな?と不安を抱えている場合、まずは単発で一度試してみても損はないです。
試験監督を副業として行う際のデメリット
私はたくさんのメリットを実感して、試験監督を会社員の初めての副業に推していますが、デメリットがない訳ではありません。
1.人気がある会場はすぐに埋まってしまう
交通費が出たとしても
会場への往復時間は短い方がいいに決まっています。
しかし、大きな試験が行われる会場は最寄り駅から少し離れていることもあります。
駅から近い会場は当然人気が高く、
すぐに埋まってしまいます。
空いている日時に仕事が入れられないと副業になりません。
私は自宅の最寄り駅から電車で15分くらい、駅から会場まで徒歩5分程の好立地会場が気に入っていたのですが、申込時にはもういっぱいで交通が不便な他の会場に回ることが増えてから、試験監督の副業から少しずつ遠ざかりました。
2.稼ごうとすると休日がなくなる
会社員が試験監督の副業で稼ぐには
- 時給(日給)の高いリーダー的な試験官になる
- 会社の仕事がない土日祝日はできるだけ試験監督の仕事を入れる
いずれかが容易に考えられる方法です。
主任、副主任等になると
一般の試験監督よりも拘束時間が長くなり当然責任も増します。
収入はやや増えるものの、コスパは微妙なところです。
また、会社が休みの日に可能な限り副業したら、体を休める日や遊びに行く日などがなくなります。
休むことを優先してしまうと収入が少なくなるし、休みの日を犠牲(?)にしても十分な稼ぎにならないとなると、副業している意味があるのかどうかよくわからなくなる危険性もあります。
3.必要経費が負担に感じる場合もある
試験の種類により服装自由な募集もありますが、国家試験や語学系の試験監督の場合ドレスコードがあるのが普通です。
本業でほとんどスーツを着ない場合
スーツを持っていない人もいるでしょう。
私はベージュ系のスーツはあったのですが、黒紺のスーツを持っていなかったので、上記でも触れたように、将来の転職活動を想定して最初に購入しました。
腕時計も普段使っていないので、分表示がないアクセサリー系のものしかなく、試験官バイト用に楽天ポイントで安いものを購入しました。
黒いパンプスはありましたが、
普段スニーカーしか履いていない人は
スーツ用の靴も必要になるかもしれません。
とはいえ、試験監督の副業をある程度続ければ無駄な出費にはなりません。
以上、個人的にはデメリットよりメリットの方がずっと上回っていると思うので、試験監督は会社員の副業デビューに一押しです。
稼げるかどうかは人によって感じ方が異なると思いますが、私自身は月に数万円でも満足でした。
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