『ぐでたまの『資本論』お金と上手につきあう人生哲学』朝日文庫編集部編
ぐでたまって知ってますか?
見たまんま、ぐで~っとしたたまごのゆるキャラで
サンリオの人気キャラの一つです。
サンリオは世界に認められたキティちゃんのような
可愛い系キャラだけでなく、
最近では、鮭の切り身であるKIRIMIちゃんや
ぐでたまのようにシュールなキャラも人気です。
文庫にもかかわらず、図書館で物色していたら
ぐでたまに呼ばれました。
『資本論』って、あのカール・マルクスの???
かなり意外な組み合わせで逆に興味を惹かれ
思わず借りて来てしまいました。
今ちょうど、私は「お金」との付き合い方を学ぶ
時期なのかもしれません。
本との出会いでも、直感に従うことで今の自分に
必要な学びが得られると信じています。
自分の時間や健康を犠牲にして、人生を不幸にしないこと
マルクスは19世紀に活躍したドイツの思想家です。
科学が発展し、工業化が進んだ当時のヨーロッパは
これまでの働き方やお金との付き合い方において
激しい変化が起きた時代でした。
そこから生まれた様々な問題から、
労働者が自分の時間や健康を犠牲にして
人生を不幸にしないために書かれたのが
『資本論』だそうです。
現在は情報社会ですが、
同じように働き方やお金との付き合い方に大きな
変化が起きています。
インターネットが普及し、会社ではなく家でも、
日本ではなく他の国でも、
ネットがつながる環境なら自由に働ける環境が
広がりつつあります。
また、日本は少し遅れていますが、
今後ますますキャッシュレスが進み、
仮想通貨が普及していくでしょう。
紙のお金は私たちが生きている間になくなると
思います。
でも、私はまだ自分の時間や健康を犠牲にして
働いています。
会社のためではなく、自分のために働くべきなのに
いつの間にか社畜となって
心身ともにストレスに苦しめられています。
ぐでたまのゆる~いイラストとともに
当たり前だけど実行できていない、
尊い言葉にいろいろ考えさせられました。
あなたの心に響くことばがあなたに必要なこと
ぐでたまが語りかけてくれますが、
岩波文庫のマルクス『資本論』エンゲルス編全9巻
(向坂逸郎訳)から転載されたもので本格的です。
私の心に響く言葉をいくつかピックアップして
みました。
100以上ある中から今の私が受け取った
メッセージたちです。
本の中ではもう少し詳しい解説と、
本家『資本論』のどこから転載されたかも
書かれていますよ。
どんな仕事をするのか
どこで働くのか選ぶのは自分。
身体と同じように、いや
それ以上に、心の疲れをとろう。
時間をかければいいってわけじゃない。
時間は正しく使おう。
スムーズにいかない。
そんなときは、「道具」を見直してみよう。
機械を上手に使って、
ゆとりや時間を作りだそう。
会社や組織に頼らないで
働くことを常に意識しておこう。
みんなが笑顔になる
「お金」がまわる仕事をしよう。
いまの場所が合わないなら
新しい居場所を探してみたら?
あなたにしかできないことは
高い値段がつく。
成功例よりも過去の失敗から、
学ぶことのほうが多い。
誰にでも、挑戦するチャンスがある。
ふむふむ、ブログにも記事にしたことがあるような
自分の価値観が見えてきました。
今進んでいる道は間違っていないという
確信が持てました。
もし、あなたも今、働き方やお金について
悩んでいたら、手に取ってみて欲しいと思います。
ぐでたまの『資本論』 お金と上手につきあう人生哲学 (文庫) [ 朝日文庫編集部 ]
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