私はずっと前から自己啓発や心理学が好きで
本を読んだり、セミナーに参加したりしてきたので

アファメーションという言葉を初めて知ったのも
十何年前か思い出せないほど昔のことです。

苫米地博士についても、10年以上前に
尊敬する先輩が本を貸してくれたのが最初でしたが
正直その当時の私にはピンと来ませんでした。

言っていることはわかるのですが、
他の自己啓発本や心理学の本とは
少し切り口が違いました。

当時の私には何となくしっくりこないというか、
すんなり言葉が入ってこなかったので
数冊読んだきり、ずっとご無沙汰していました。

でも、人は変わるものです。

すごく不思議なのですが、久しぶりに苫米地博士の
プロモーション動画を見て
「何てわかりやすいのだろう！」と感じたのです。

そして、久しぶりに本が読んでみたくなりました。

案の定、以前は違和感しか感じなかった
スコトーマやエフィカシーという独特な言葉も
すんなりと腑に落ちて

今の私に必要な要素が盛りだくさんだったので、
今がこの本に出会うベストタイミングであったこと
を実感しています。

 

人生のゴールは現状の外側に設定する

 

この本はルー・タイスの著作『アファメーション』
の入門書のような位置付けで、

アファメーション 人生を変える！伝説のコーチの言葉と5つの法則 [ ルー・タイス ]

ルー博士と苫米地博士のコーチングを受けている
ような感覚で読み進めると
自然とやる気がわいてきます。

他の自己啓発と決定的に異なるのは、
ルー博士が「人生の成功」という言葉を使わず、
「人生のゴール」という言葉を使う点と

「人生のゴールは、現状の外側に設定しなさい」
「人生のゴールは漠然としたものでかまわない」

という点です。

「いま明確にすることができる目標はいまの現状の中にある目標である」

以前の私にはよくわからなかったかもしれません。
でも、今はよくわかります。

今現在、私は現状に不満がたくさんあります。
現状を変えたくて仕方がありません。

だからこのような状態で、
現状の延長線上に目標を設定しても、

それはあくまで現状維持であり
自分を喜びで満たすことはできないという
お2人の意見に激しく同意できるからです。

成功していない人たちは、きっと私と同じように
これまで現状の延長線上に目標設定してきた
のかもしれません。

あなたの魂が求めている生き方は
現状の外側にあるとして、
そこへたどり着くために「言葉」が不可欠なのです。

それらが人生を決定する「言葉」であり、
自分自身のコンフォートゾーンを今より先へ
レベルアップさせるための言葉、つまり
「アファメーション」が必要なのです。

まさに今、私が現状に満足していないというのは

現状がすでに自分にとって居心地の良い
コンフォートゾーンではなくなっている

ということです。

「そろそろ他のコンフォートゾーンへ
移動したい！」と魂が叫んでいます。

でもどうしたらよいかわからなかったんです。

そこへ久しぶりに再会したのが苫米地博士と
アファメーションでした。

こういうのを引き寄せと呼ぶのでしょう。

神様、明確なお答えをありがとうございます！

私は無宗教ですが、宇宙？神？偉大なる力？
ハイヤーマインド？何と呼ぶかは人それぞれですが
目に見えない無限の力を信じています。

 

セルフイメージが低いままでは成功できない

 

まだ私が自分の思い描く理想の人生を歩めていない
原因が次々と明らかになりましたが、

これまでの私が最も間違っていた点が
はっきりして、非常にスッキリしました。

間違えてならないのは、行動することではなく、自己イメージをつくることが先にくるという点です。

自分の長所でもある行動力が
裏目に出ていたなんてショック！

「私たちは、自分が考えるものに向かい、自分が考える人物になる」

自分に自信がないままだと、
毎日自分に話しかけるセルフトークの中に
自己否定が登場してきます。

自分にダメ出しをして、まだまだ足りないから
もっと頑張らなきゃ！と思ってしまい、
さらに行動を増やしてしまいます。

思い立ったらまずは行動、という私の傾向も
実は低いセルフイメージを補うためのもので、

現状の中でもがいているにすぎず、
自己イメージがUPしない限り、
いつまで経っても前に進めません。

自分自身でセルフイメージをアップするには
「言葉」しかないのです。

だからこそのアファメーション。
筋が通っています。

本当のあなたは、何でもできる、素晴らしい能力を持った人間なのに、他人の言葉を受け入れてしまったがために、自分の能力を限定したものとして認識しているのです。

この他人の言葉の呪縛を解き、
エフィカシーを高めるために必要なものが、アファメーションなのです。

エフィカシーはルー博士と苫米地博士の
コーチングにおいて、

自己のゴール達成能力に対する自己評価

と定義づけられています。

果てしなく遠いところに
人生のゴールを設定することで
人間はそこへ到達するために成長しようとします。

ゴールの世界が自分にとっての
新しいコンフォートゾーンになるので、

アファメーションでひたすら自己評価を高め、
新しいコンフォートゾーンにふさわしい
自分になろうとします。

I（想像力Imagination)×V（臨場感Viidness）
＝R（現実Real）

この公式が意味するところは、ゴールを達成した将来の自分を想像し、そのイメージに強い臨場感を与えていくことによって刷り込みがおこなわれ、ゴールが現実のものになる、というものです。

今までアファメーションの力を
100%信じていなかったかもしれません。

でも、このタイミングでこの本に出会い、
今の自分に必要なことがわかりました。

アファメーションは無料で簡単に始められて
しかも人生をガラリと変える力を持つ
最強のメソッドです。

早速自分を被験者にして
その効果を試してみることにします。

「言葉」があなたの人生を決める AFFIRMATION[本/雑誌] (単行本・ムック) / 苫米地英人/著 マーク・シューベルト/監修